「どうせ自分たちが老人になる頃には、年金なんて破綻してもらえないんでしょ?」
20代や30代の若い世代の間でよく聞かれるこの不安。果たして本当に年金制度は破綻し、1円ももらえなくなってしまうのでしょうか。
結論:もらえる額は減るが「ゼロ」にはならない
専門家の多くは「年金制度そのものが完全に崩壊してゼロになる可能性は低い」と指摘します。なぜなら、日本の年金は「賦課(ふか)方式」という、その時の現役世代が納めた保険料を、その時の高齢者への支払いに充てる仕組みだからです。
つまり、現役世代が日本に存在し、働き続ける限り、何かしらの財源は発生します。また、足りない分は国税(国家予算)からも半分補填されています。
ただし、豊かな老後は年金だけでは不可能
トップページのシミュレーターにある「高齢化スライダー」を動かしてみてください。将来、高齢者の割合がさらに増え、現役世代が減っていくことが一目でわかります。
支える側が減り、支えられる側が増えれば、一人あたりの受給額を減らすか、受給開始年齢を引き上げる(70歳や75歳からにする等)しか制度を維持する方法はありません。結果として、「払った額に対して十分な見返りが得られない」「年金だけでは生活保護水準を下回る」という事態は十分に起こり得ます。